メトロポリス 第一部

夜明けのほほえみが
五月のはじめに訪れた
彼女は家から贈り物をもってきた
夜が涙を流し
恐怖と悲しみそして痛みを告げた
彼女は老いることを知らない
死は永遠に続く第一のダンス

もはや自由はない
おまえたち誰もが閉じ込められる
この心の中に

努力する日々には奇跡が起こり
命が尽きれば新しい愛が生まれると教えられた
孤独に怯えるときに頼るべきものはなく
次の世界を夢見るならば
火の湖で泳ぐことになるだろうとも

幼い頃　痛みや悲しみのない人生を想い描いた
大人になった今それらがわたくしをとらえ
わたくしは眠ったまま　いまだ怯えている

記憶の中の場面のようなどこかに
千の言葉でも語りつくせない絵がある
わたくしの前の多くの顔が凝視を放つと
それは消えうせ　二度と現れない
偽りは終わりのない第二のダンス

都会の冷たい血はわたくしたちに生き残れと言う
わたくしの心をおまえの目に焼きつけよう
そうすればわたくしたちは生き続ける
第三のものが訪れた・・・



木々の葉が散る前に
ドアをロックする前に
第三にして最後のダンスがあるはず
このダンスは永遠に続く
メトロポリスは見守り　静かにほほえむ
彼女はおまえをふるさとへいざなう

それが起こるのは
わたくしたちの子供の諍いが終わったとき
いまこそ"奇跡"と"眠れる者"は知る
第三のものが愛であることを
愛は永遠のダンス

（Dream Theater, Metropolis Pt. 1 - "The Miracle And The Sleeper"）