機械じかけの小児病棟
「機械じかけの小児病棟(FRAGILE)」(2005 西 ジャウマ・バラゲロ監督)102分
(あらすじ)
移転間際の小児病棟に配属されたワケありの看護婦。例によって子供たちがミエナイオトモダチの存在を主張し始める。超常現象が頻発し、関係者が不可解な死を遂げていくなか、どうやら死期の迫った子供にはシャーロットというロボットの子供が見えるという伝説が明らかになる。
(かんそう)
「ネイムレス 無名恐怖」のジャウマ・パラゲロによる秀作ホラー。メニュー画面の「んがあああ〜!!」という「震える舌」ばりの絶叫シーンにまず笑ったが、本編も萌え要素が満載で堪能した。奥行きのある病院の暗い廊下をゆっくりとズームするキャメラ。閉鎖病棟にうごめく邪悪な影。古いフィルムに記録された病気の少女ってまじで萌えるんですけど。ラストも非常に切なくてよいです。マギーたんはいい子だなあ。エンディングで献辞がインポーズされるのでああなるほどと思った。主役のおばさんもかわいい。ちなみに魅力的な邦題だが別に病棟が機械で動くわけではない。★1/2