ベルサイユのばら/生命あるかぎり愛して
「ベルサイユのばら/生命あるかぎり愛して」(1990 日 こだま兼嗣・ 竹内啓雄監督/池田理代子原作)90分
(あらすじ)
18世紀王政下のフランスで、王妃マリー・アントワネット(オーストリア人)が「貧乏人はパンを食って死ね」と暴言を吐き、貴族と平民のガチンコ対決が勃発。アンシャンレジーム崩壊の陰に隠れた貴族の恋愛悲劇を描く。マリーたんがギロチンで首チョンパされたのを記念してブラッディマリーというカクテルが作られた。
(かんそう)
テレビ版を再編集・再アフレコ(なぜか)した劇場版。うーむ少女マンガはやはりすばらしいのう。少女マンガの粋を極めた悲劇的設定、苦悩する麗人とクラシカルなBGM。少女時代のマリー・アントワネットがこんなかわゆい美少女だったとは。萌へー。そこに加えて出崎統の劇画調演出。なんでもテレビ版は監督が途中で出崎統に交代したため後半は劇画調になったとか。出崎作品ではハト的なものがよく空を飛ぶが、かっちょええと思います。ところでオスカルのフルネームはオスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ。女でありながら、男児を待望していた父親によって男の名前をつけられたのである。長い間わたくしはフランソワを女の名前と混同していて、フランソワ・ボワイエやフランソワ・トリュフォーを女だと思っていた。★1/2
http://youtube.com/watch?v=AKoqDZIwxL4:MOVIE