観光こじきのみなさんえ。どうでもよすぎるのでこっちえ来ないでくだ
ゲフフフフ。ぼくゲスえもん。残暑厳しき折柄、ヤマト貧民(学名チン●スモドキ)の皆様におかれましてはゆかいなこじきライフをご満喫のこととお喜び申しあげます。仕事もひと段落したことだし、ここらで休暇をとって旅行にでも行きたいものですねー。なーんて思いませんか? 思いますよねー? 普通? ね?
思いません。死んでください。以上
まったく、わたくしをイラつかせるしょくんの才能は見事と云うべきだが、いいかげんうざいdesu。しょっちゅう旅行に行っては旅行に行ったことをまんじゅうで報告するやつがいるが、きちゃまらの旅行好きアピールはわかったので、そのあやしい金の出所を述べよと言いたい。いや、述べるなうっとうしい。どうせ不正に得た金かコツコツためた異常に貧乏くさい金に決まっとる。こういうやつに限って金欠とかなんとか抜かしやがるのです。知るかっての(笑)。
また先日のことですが、家に帰ろうとしたら道がキチガイのように混んでおりました。何ごとかと思えば、ウチワやポーチといったこじきグッズを携えた浴衣姿の人びとや親子連れを満載した車でごった返しているではありませんか。どうやら花火大会か何かの催しが近くであるようです。自宅で線香花火でもしていればいいものを、どこで噂を聞きつけたのか見物すると言って聞かない有象無象が花火を求めて右往左往するさまは笑えましたが、こちとら花火こじきの大移動のあおりで帰宅もままなりませんでした。ゴラクに飢えた人びとの卑しい群れが連綿と続くあのぼろい歩道橋の終端に待ち構えて、階段を降りてくるこじき一匹一匹の顔面に《凡庸》の烙印を押すアルバイトがあれば真っ先に応募するのになあと思いました。
ようやく電車に乗れたもののやはりこちらもぎゅうぎゅう詰め。さて、観光こじきに勝るとも劣らず迷惑なのが電車内のデブの存在です。とりわけデブが1.5匹分の座席を占有している光景をよくみかけますが、今回も同じシテュエーションに遭遇しました。デブはわたくしの目の前できもちよさそうにきもちわるい表情を浮かべて瞑目しております。仙人かこいつは、と思いながら立っていると、瞑目デブは傍目に判るか判らないかぐらいのスピードでじりじりとけつをにじり移動しているではありませんか。そうしてちょうどこじき0.8匹分ほど座れそうな余剰スペースがいつのまにか生み出されたのでした。もろもろのめんどくさい責任を回避しやうとするデブの巧妙な戦略に感心しつつも、そんなこじき空間なんぞに誰が座るものか、いいや死んでも座ってやんねーと思いました。そのとき電車が駅に到着。途端にデブが跳ね起き、凶暴な力で周囲の人ごみを押しのけ一目散に出口へ突進。ワーキャーという悲鳴と怒号、骨のへし折れる音が響きわたるなかデブは悠然と電車を降りていった。