コロちゅぞ、ばぶー?
「チャイルドホラー」が乱発されすぎて新鮮味がなくなると、インパクトを増すため低年齢化が進む。で、行き着く先は「ベビーホラー」。グロイ赤ん坊や殺人ベビーが出てくる作品だ。これが沢山ありそうだけどもそんなになかったりする。「悪魔の赤ちゃん」はその代表格で、筋肉質の高速はいずりベビーが大暴れする。「イレイザーヘッド」の赤ん坊はダントツの不快度。「チャイルド・ショック」はきもい赤ちゃんロボットの動きがオモシロイ。「オテサーネク」は民話をもとにした異色ベビーホラーで、「ブレインデッド」には赤ん坊ゾンビが登場。「エンゼル・ハート」にもきもい幼児が出ていたが、赤ん坊ではないな。「ザ・ベイビー」もきもいけどオッサンだから違うな。「赤ちゃんよ永遠に」はありゃ人形か。でもキモイ人形っていいな。キモイ人形大好き。モンティ・パイソンのアニメには「人間吸引ベビー」ていうのがあった。これはギャグだけどホラーである。こんな具合で、数えるほどしかなかったりする。で、さらにこの延長線上にあるのが「胎児ホラー」。まあ、基本的には妊婦にわけのわからん胎児が宿るという話にしかならんので、正確には「妊婦ホラー」というべきか。これも意外に思いつかない。正統派ホラーの「ローズマリーの赤ちゃん」、子供のみならず胎児による殺人を描いた「ザ・チャイルド」、変形した身体に得体の知れないものを孕む「ザ・ブルード」、「マニトウ」。「ドグラマグラ」も一種の胎児ホラーか。「悪魔の受胎」なんてゴミもあったな。