誘惑の接吻
「誘惑の接吻(SKIPPED PARTS)」(2000 米 タムラ・デイヴィス監督)
日米ともに未公開に終わった作品。日本版VHSはドリュー・バリモア主演であるかのような宣伝をしているが(画像は北米盤DVD)主人公の少年の妄想に登場するちょい役である。邦題もひどいな。内容はどちらかというとさわやかなエロコメ。田舎のエロガキがガキを作ってしまうというありがちな話だが、コミカルな演出が効いているので3年B組金八男のような陰惨な感じは受けない。しかし子供が子供をひり出す話は観ていてあまりきもちのいいものではないな。性的に奔放でいまだ親の送金に依存しているパラサイトな母親役にジェニファー・ジェイソン・リー。こういうあばずれ的な役柄が板についてきた(地なのかもしれんが)のは役者として喜ばしいことなのかもしれないが、「地獄のシスター(SISTER, SISTER)」(1987 米 ビル・コンドン監督)のエロ美しいジェニファー・ジェイソン・リーにやられた俺としては複雑な心境だ。しかしミーシャ・バートンえろいのう。最近えろい映画にばっかり出とる脳。北欧的なエロいルックスに加えて、この若さでいさぎよく脱ぎまくれるとはなかなか役者根性が座っている。あまり好きな映画ではないが、総じて嫌な感じは受けないのでヒマなときに隠れて観る分にはいいだろう。★1/2