MAY−メイ−
「MAY−メイ−(MAY)」(2002 米 ラッキー・マッキー監督)
いいねいいね〜ひきこもり美少女最高、キモ人形も必須アイテムですね。メイはかわいいけどちょっと変わった女の子。斜視のコンプレックスと両親の過保護が原因でとっても内向的な性格に育ちましたが、いまでは大きくなって自作の服を縫製する趣味や動物の内臓を平気でいじくる特技なども身につけました。けれどそんなメイを気味悪がって誰もオトモダチになってくれません。ようやく仲良くなれたアルジェント・フリークの青年とは相性バツグンかと思いきや、言動がいちいち病んでいることに恐れをなして、やっぱり青年もメイから離れてしまいます。結局メイの過剰な愛情=狂気は誰にも受け入れてもらえないことが判明しました。疎外感にうちのめされるメイ。現実を愛せなくなった倒錯者がとるべき行動はただひとつです。それは妄想の現実化。かくしてメイの「理想のオトモダチ」収集計画が華々しく開始されたのでした。しかしまあ「尼僧の恋/マリアの涙」のアンジェラ・ベティスたんがこんなにキモかわいくなって感激ですね。「尼僧の恋」のあの鞭打ちシーンはエロかったなあ(←そこしか覚えていない)。アンジェラたんはエリザベス・ハートマンをもっと病的にした感じのかわいい子で、「キモイ・コワイ・カワイイ」の三拍子そろった、これ以上ないというぐらいの適役ですね。アンジェラたんのひきつったビョーキ顔に萌え萌えです。「ブレス・ザ・チャイルド」と「17歳のカルテ」にも出てたんですか?あんまり憶えてませんねえ。ともあれ孤独な少女の滑稽と悲惨がリリカルに描かれたなかなかの秀作青春ホラーではないでしょうか。あとまあこれは余計なお世話だと思うが、監督の名前がラッキー・マッキーってのはどうなんでしょう(笑)。★★