不言不実行
「タバコを喫ってもいいですか?」と訊いてくる厚かましい人がいらっしゃいます。なぜ厚かましいかというと、これはどう考えてもこちらが断れないのを見越した問いかけであり、「断ったら気まずくなるから断れないだろう(笑)」という底の浅い意識が透けて見えるからです。よく解ってらっしゃらないようなのでこのさい教えてさしあげますが、人前でタバコを喫うという行為は色つきの屁をこくのと同じことなのである。従って「タバコを喫ってもいいですか?」というのは、「あなたの前で色つきの屁を放ってもいいですか?そして私の放った色つきの屁をともに吸ってくれますか?」と訊いているのと同じことなのである。とんでもない話である。だから今度からそういう人に出会ったら「なんでおまえの屁を吸わにゃならんのだ(笑)」と言ってやりましょう。相手はタヌキにつままれたような顔をすると思いますので、理解力のなさを笑ってやりましょう。それ以前に、そもそもタバコそのものが非常にいやらしい形をしていますね。フロイトの妄想を持ち出すまでもなく、タバコが男根の隠喩であるのは疑いの余地がないので、人前でタバコを喫うのは本当はおちんちんを放り出したまま歩くのと同じぐらい恥ずかしい行為なのですね。いまだにワイセツ物陳列罪に問われないのは当局に回し者がいて頑張っているからでしょう。いつか見つけ出して締め上げてやります。