マリアンの友だち
「The World of Henry Orient」(1964 USA Directed by George Roy Hill)邦題「マリアンの友だち」Region1 English-Subtitled Closed-Captioned
ストーカー少女2人組のお話。女二匹という設定にはなにかしら不穏な影がつきまとうようだ。「ゴーストワールド」「ロミー&ミッシェル」「小さな悪の華」「メイクアップ」「ひなぎく」「乙女の祈り」「ショー・ミー・ラヴ」「花とアリス」等々、すべてこれロクナことが起こっていない。せつな的なはかなさの陰に必ずぬけぬけとしたコンスピラシーを感じるのだが、気のせいですかね(笑)。で、この映画、コメディとしておもしろいかどうかは微妙ながら、キュートでハッピーなだけのお気楽映画と違って、可愛らしさのなかにもほろ苦さがブレンドされていて悪くない。古いコメディなのでそれなりに寒さはあるが(まあコメディじたい寒いものだが)、ゴミバケツを飛び越えるシーン(splitsingって何だろ?)や、中国人の恰好をしてお辞儀をするとこや、呪術めいた儀式をやるところが奇妙で楽しかった。惜しむらくは主演の二匹がいまいちかわいくない点。「ルイーズとケリー」ほど致命的ではないものの、パンツまるだしで飛んだり跳ねたりするのだがあまり嬉しくありません。もちろん微妙にブスが入っていたり片割がアレだったりする方がリアルなのだが、さすがにある程度カワイコちゃんでないときついものがある。しかしパン○ラをスローモーションで執拗に捉えるあたり、ジョージロイヒルもなかなかの変態ですなあ。★1/2
ひゃっほ〜い! | |
朝起きて家の外にこんなのがいたら | |
あやしい儀式 |