隠し砦の三悪人
「隠し砦の三悪人」(1958 日 黒澤明監督)139分 日本語字幕あり
今回はめずらしく眠くならなかった。カットしてもいいかなと思うシーンはいくつかあったが、なんか普通におもしろかったですね。ストーリーの緩急が巧みで退屈しないし、活劇シーンもよく工夫されていてかっこいいと思った。明もやればできるじゃないか。そしてこれは短パン萌えの映画でもある。太腿もあらわに野山を走り回る三船さんが非常にキュート。「未来惑星ザルドス」のショーン・コネリーみたいだ。同じく短パン姿の雪姫もお転婆キャラをいいことにあぐらをかかされたり、雨宿りの岩陰で百姓に無防備な寝姿をさらすシーンをねちっこく撮られたりしている。黒澤さんもまじめそうに見えて何気にやらしいなあと思った。しかし雪姫の凶悪な人相には吹いた。いくら男勝りのキャラクターとは言えあの眉毛はギャグであろう。棒読み調の台詞まわしもなんだかおもしろかった。ちなみに「お早よう」の三好栄子たんも端役で出演しているのだが、すぐ殺される役なので残念だった。★1/2