四月物語/生きていた信長
「四月物語」(1998 日 岩井俊二監督)
アイタタタタタタあっはっはっはっチキショー!!という感じでこれまた五臓六腑に染みわたるコッパズカシサですね。さすがです。なにゆえヒロインが選りに選って松た○子なのかという疑問は残りますが、その松たけこですら美しく見せてしまう岩井監督の手腕はアッパレと言うほかありません。この拷問のような67分間をニヤニヤしながら耐えぬいてこそ真の漢というものでしょう(褒めています)。ところで岩井監督がなぜか執着しつづけるイタイ青春もの、「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」(小学生)→「リリィ・シュシュのすべて」(中学生)→「花とアリス」(高校生)→「四月物語」(大学生)とついにグランドスラムを達成してしまったわけですが、残るは幼稚園のお話ぐらいでしょうか。まあ別に中高年や高齢者のイタイ青春をさわやかに描いてもらってもかまいませんが、今後の作品にもおおいに期待したいところですね。なにはともあれ夢と希望にあふるる新生活を控えた学生のみなさん、わたしはみなさんのダサくておしゃれでみっともない学園生活を物陰からこっそり応援しています!★
「生きていた信長」(1998 日 岩井俊二郎監督)
ラスト以外どうでもいいなあ(笑)。★