人生模様
「人生模様(O. HENRY'S FULL HOUSE)」(1952 米)117分
O・ヘンリー原作のオムニバス全5話。
1.「警官と讚美歌(The Cop and the Anthem)」(ヘンリー・コスター監督)逮捕されたいのに逮捕されない乞食の話。むりやりなオチに笑った。マリリン・モンローが可愛いが、ちょろっとしか出てこないのが不満。☆
2.「クラリオン・コール新聞(The Clarion Call)」(ヘンリー・ハサウェイ監督)内容がまったく思い出せない。寝てたのかも。☆
3.「最後の葉(The Last Leaf)」(ジーン・ネグレスコ監督)不幸話が大好きな日本人に人気の話。オチはわかりきっているが、それなりに。★
4.「赤酋長の身代金(The Ransom of Red Chief)」(ハワード・ホークス監督)誘拐してきた餓鬼に振り回される二人組の話。王道的なコメディだが、テンポが悪い。☆
5.「賢者の贈り物(The Gift of the Magi)」(ヘンリー・キング監督)貧乏話が大好きな日本人に人気の話。オチはわかりきっているが、それなりに。★
【総評】全体的に無駄な台詞の応酬と音楽の過剰のせいで退屈だった。たぶん原作を読んだ方が短くておもしろいと思うし、他にもっといい話があったような気がする。ジョン・スタインベックの解説も邪魔。あと、もうちょっとマシな邦題はなかったのか。☆