うみ・そら・ちんこのいいつたえ
グスン。ビチ子です。このあいだはみんなを馬鹿にするようなこと書いてゴメンね(涙)。まだ怒ってる?
え、なんのことかわからないって?
なあんだ、気づいてねえのか。よかったあ。
さて話は変わるが、なんでも世間はゴールデンウィーク一色だとかで、海外へ逃亡する一家の様子や公共機関やマイカーでワラワラと移動する貧民の模様がテレビ画面に映し出されていた。INAKA出身者のせいで下り線は大渋滞(対して上りはガラガラ)、電車のなかはジャンクフードをもった親子連れであふれかえっている。かと思えば休日の朝からパチンコ屋の前にヒマ人が列をなしているこの国の状況はやはり異常としか言いようがない。
それにひきかえ、私のように日々高潔な魂を失わずに暮らしている人間は、休日ともなれば精神が弛緩しきって、うんこだのちんこだののことしか考えられないわけだ。なにをするにしてもうんこちんこのことが頭から離れず、今度はブログにこういうくだらないことを書いてやろうとか、たまにはちょっとエロネタを挿んで変態どもの機嫌を伺いつつ、最後はやっぱりうんこちんこでしめくくらねば。オチはその日の気分でうんこかちんこのどちらかを使い分ければいいじゃないか、という意味不明な使命感すらおぼえる始末である。もううんこちんこなしでは生きていけない体になってしまった。いいかげん責任をとって結婚してほしい。
そういう事情なので、諸君が私のことを馬鹿にしたい、もしくは無視したい気持ちは痛いほど分かるのだが、それに負けず劣らず私だって諸君のことが嫌いだ。だから今もこうしてわざわざ時間を割いて無意味な言葉でこのページを埋め立てているわけだが、それはもちろん諸君が必死に探しているものがどんなにくだらないかということを諸君に思い知らせてやるためである。休日の朝からそんなキーワードで検索したりして恥ずかしくないのか。なにがうんこちんこだ。頭おかしいんじゃないか。世界などさっさと破滅すればよろしい。そしてその朝おまえは小鳥のように胸に抱かれて眠ったまま金輪際目覚めなくていい。
だが私が本当に軽蔑しているのは、君たち自身じゃない。君たちの心だ。諸君のその心である。逆に言うと、諸君の心以外はさほど嫌いではない。いやむしろ、諸君がうんこちんこで検索するときの紅潮した頬や熱を帯びた瞳を思うとき、私の胸は高鳴る。そしてうんこちんこで検索してついに目的のページへたどりついた時の達成感に満ちた諸君の表情、その晴れやかなまぬけ面が、私は好きだ。
今日は、この気持ちをどうしても諸君につたえたかった。