Return of the Evil Dead
「Return of the Evil Dead(Return of the Blind Dead/El Ataque de los muertos sin ojos)」(1973 SPA Directed by Amando de Ossorio)Region All 英語吹き替え(字幕なし)87min.
で、これが裏面に収録されていた続編。前作が下手に好評だったためアマンド・デ・オッソリオがものの見事に勘違いしたと見え、作らなきゃよかったと思わせる感じに仕上がっている。しょっぱなから不細工な男女がいちゃつくシーンが展開され気が滅入りますが、そこは聖堂騎士団がスパンスパンと無表情に剣を振るい村人が片っぱしからブチコロされるシーンによって相殺されるのでよしとしたい。ただ、全体的に娯楽色が強いというか、アクション重視になったのが最大の失敗。濃い青空や聖堂の廃墟といった背景の代わりに田舎の農道とかで農民たちとの派手なバトルが繰り広げられるのだが、騎士団も人間も必要以上に数が増えなおかつ元気がよすぎるため、前作の壮大なファンタジー性や底なしの絶望感といった魅力的な要素は半減してしまった。憧れのアイドルに道端で偶然でくわしたところ、身近になったぶんカリスマ性が失われました、みたいな感じ。とってつけたようなゆるいラストも脱力もので(なんだあの音楽は)、なんかなくてもいい続編の典型みたいな作品になってしまいましたね。覆面馬の素顔が暴露されるシーンはよかったと思います。ちなみに今回買ったアンカーベイの廃盤DVDですが、これまで割と高値で取り引きされていたのだが、ブルーアンダーグラウンドから棺桶ボックスセットが発売されたので急に安くなったものです。☆