邪淫の館・獣人
Walerian Borowczyk Collection (The Beast/ Goto Island of Love/ Love Rites) :邦盤を買おうかどうかと迷っていたヴァレリアン・ボロヴツィク(ボロズウィック)監督の北米盤BOX。別に無修正とかそういうさもしい理由で買ったわけではなく、単純に邦盤が高すぎるからこっちにしたのである。ケースのデザインも気に入った。「邪淫の館・獣人」「愛の島ゴトー」「愛の化身」の三点セットだが、どういう基準だかは知らない。
「LA BETE/THE BEAST」(1975 FRA Directed by Walerian Borowczyk)邦題「邪淫の館・獣人」Region 1 English-Subtitled(一部不良)
はっきり言って前半56分ぐらいはダラダラとまったくおもしろくない。英語字幕も途中でちょん切れてどっかに飛んでしまった(どういうことだ)。で、逃げた子羊を追って森を彷徨う貴婦人が、森のクマさん(もどき)と出会うところから怒涛のギャグシークエンスが展開する。軽快なチェンバロの音色に乗って繰り広げられる追いかけっこの果てのファンタジックな強姦シーンがすばらしい。着ぐるみのケダモノに組み敷かれて喘ぐ貴婦人、手ひどく抵抗されたあげく足やパイ○ツで一物をコスり倒され昇天するケダモノ。以上です。あとはまあ非常にテンションの低い映像がヨボヨボと続くだけで、観ても観なくてもどっちでもいいがどちらかというと観ない方がマシかもしれない。しかし観れば強烈な印象を残すことは間違いない。ちなみに冒頭の馬の交尾シーンは「尼僧の背徳」で使いまわされていました。★