クラッシュ
「クラッシュ(CRASH)」(1996 加 デヴィッド・クローネンバーグ監督/J・G・バラード原作)
自動車事故は破壊的ではなく生産的出来事だ。性的エネルギーの解放なんだ。事故で強烈な死に方をした人間の性的エネルギーを感じ、自分自身もそれを経験するということ。
ロザンナ・アークェット 1ねん1くみ やすおかりきや
なんつーか、限りなく人間性を廃したところにあるエロ、無機物のエロティシズムっつーかさ、やっぱコレがエロの本質だと思うわけ。はっきり言って、テメエの愛車(ワッパ)にフェティッシュなエロを感じないやつらに、ワッパに乗る資格なんざねえと思うぜ。一輪車にでも乗ってろって(笑)。ま、おれペーパードライバーだから関係ねえけど。そんなわけで、てっきりダッシュボードをペロペロ舐めたり、シートベルトに絡みつかれてよろこんでる変態どものハナシだと勝手に想像してたんだけどさ、なんかわけわかんねー映画だったよ。少なくともエロくはなかった。バラードの原作もこんなのかね。バラードって誰か知らんけど。てか、交通事故に欲情する連中って題材がもはやギャグに行き着くしかねえよな。律儀に再現されたジェーン・マン○フィールドの、散乱する金髪と乳と犬が悪趣味すぎて笑えた。だもんでぶっちゃけ、あの野郎やこの野郎のあんなシーン、こんなシーンが頭に浮かんできてさ、途中で映画どころじゃなくなっちまったってわけ。
それにしてもホリー・ハンターってエロいよな。オレが知ってる限り、アメリカで3番目ぐらいにエロい女だと思うよ(1位はロマーヌ・ボーランジェ)。ξ