世界陸上選手権
について書くつもりだったが、急遽予定を変更してZARDの追悼コンサートをお送りします。
♪キムとパクとの間に〜永遠は見えるのかな〜 (終)
先日、わたくしの後輩と名乗る見知らぬ女性から電話がかかってきて、自分たちが発行している大学新聞を購読してほしいという。まず学生の分際で会社を名乗っているのが気に食わない。よって低調にお断りする。
「ああ、その新聞なら知ってますよ。でも、読まないんでねえ・・・」
読みもしない、読みたくもない紙の束を買わされるのはいやだ。新聞地獄を体験したことのある人ならわかると思うが、古新聞どもの増殖のスピードたるやサルモネラ菌も顔負けで、一人暮らしの狭い部屋を埋め尽くしていく光景はむしろ暴力的ですらある。以前「ののちゃん」見たさに某紙の夕刊だけしばらく取っていたが、これですらプチ地獄を形成したのでやめた。というか「ののちゃん」が読みたければ単行本を買えばいいではないか(買わないが)。
「現在の大学の様子など、皆さまのお役に立つ情報を掲載しております。あと訃報とか(笑)」
「そんな情報いりません」
「年間購読費○万円とたいへんお安くなっております。なんなら3ヶ月コースも用意してございますが?(笑)」
「ただでもらえないのか? 新聞とは拾って読むものだと思っていた」
「すみません(笑)」
いい加減イラついてきたが、ここで異常性を悟られてはならじとわたくしは必死でノーマル性をアッピールします。
「あー。いまこっちに住んでないんで。ていうかいまこのとおりこじきですしね」
「日本全国、送料無料。こじき割引もございます(笑)」
もっと断る理由はないかとめまぐるしく思考し、ああ、そいうえば大学新聞って系統が二つぐらいあって、一つは大学公認のサークル、もう一つは宗教系(笑)。どちらもまぎらわしい名前なので騙される人がたくさんいたが、宗教の方はタダだったような気がする(ということは、わたくしが拾って読んでいたあの新聞は宗教の方だったのか!)まあ、原理だろうが中核だろうがわたくしにすればやつらはおしなべてカルト、十把ひとからげでカルトである。だから公認系のおまえらもきちがいカルトじゃコラア!!というようなことを言いたいのを我慢しながらブツブツとわけのわからない問答を繰り返すものの、向こうもかわいらしい声で執拗に食い下がり、先輩、先輩、セ・ン・パ・イ♥と腐れ縁を強調する。
「かわいい後輩のわたくしどもが一生懸命作っておりますので、そこをなんとか(笑)」
ええい、○売新聞の販促員よりタチが悪い。だいいち後輩といっても顔も名前も知らんし(というか同級生の顔も名前も知らんが)、しがらみとか腐れ縁とか以前の問題である。どんなに君が可愛くて賢くても知らんものは知らん。こういうことにかけてはわたくしは冷酷そのものである。おお、なんとかわうそいな後輩の皆さん。わたくしがみなさんにしてあげれれるのはもうんこなことぐらいだ。
「ビッチはもういません。名簿から抹消してください」ガチャーン!
♪わたくしのお墓の前で泣かないでください そこにわたくしはいません
千の風になって千の風になって 女子高生のスカートをめくりあげています〜