リーピング
「リーピング(THE REAPING)」(2007 米 スティーヴン・ホプキンス監督)100分
ざんねん賞 1ねん1くみ なみこしとくじろう
「オーメン4」「ザンガディクス/鮮血の悪夢」「スティグマ/邪神降臨」とか、外人ってほんと悪魔が大好きだな(笑)。イナゴを操る超能力少女(天使?笑)、かわいい牛の死体やカエルの死体、あやしい宗教など題材はおもしろいのに、観終わるとなんだか非常にざんねんなキモチをぬぐえない。以下に残念な点を列挙する。
・サタンとか余計な理屈をもってきたのがいけない。議論が退屈きわまるうえ理屈に合わない部分も多い。元から理屈がなければ問題ないが、下手に理屈をこねるから却ってうそ臭くなる。
・逃げ惑うこじき少女役のアナソフィア・ロブは「青い目撃者」のアレクサンドラ・カイルたんを髣髴させる見事なロリータだが、ちょっと老け顔なんだよね。ざんねんと言うほかない。
・ジャケがざんねん。
・例の林家ペーみたいな俳優がチョイ役で出ていたがやっぱりすぐ殺された。いつもながらかわいそうなおっさんである。
・ヒラリー・スワンクがぶさいく。
・環境を汚さずに血の川を表現できるのはいいことだが、CGの綺麗な画では陰惨な迫力を生まない。クライマックスのイナゴCGも「エクソシスト2」みたいな凶暴さに欠けるのでいまいち。
以上がこの映画についてわたくしが知っている二、三のざんねんな事柄である。★