セクザシ
「セックス・アンド・ザ・シティ」を発音するのが「ハズイ」「だるい」との理由で発生したと思われる略語「SATC」。福沢諭吉ですら「性交と都市」と直訳せざるを得ないこの恥ずかしい題名を、配給会社は邦題をつける段階で「セックス・アンド・ザ・シティ」と律儀にカタカナ変換してしまった。マダムたちが恥ずかしくて借りられないよう「セックスシティ」とかにしてやったらおもしろかったのだが、それではさすがに売れないだろうからまあ見逃すとして、問題は「SATC」である。日本人らしく「セクザシ」とかいうならまだしも、略語まで毛唐文化から輸入したのはいただけない。もはや怠慢を超えて創造性の欠如というほかない。結果メディアは「SATC」の大合唱。恥ずかしさも隠蔽されてツゴウがいいわ〜ってか。毛唐起源の略語を臆面もなくリピートする自動反復のパロットどもめ、ぽまえらちゃんと○ックスって言えや○ックスって!ま、興味がないんでどうでもいいんですけど。