エロスの谷間またはウォータースライドを勢いよく滑り落ちる死体(ず
るずる、べちゃべちゃと音を立てながら)
沈黙の奇行子(股の名をムッツリスケベ)の異名をとるわたくしは生まれつき性格が暗く、生まれたときのオギャーのテンションもすこぶる低かったと聞いております。誕生した瞬間から人生にやる気がなかったものと思われます。ただ、なぜかち●ぽこはギンギンに勃起していて母親の産道にひっかかって出てこなかったそうです。
そんなわたくしの数少ない趣味の一つが女装です。デパートなんかに行くと自分でもよくわからないがレディースフロアなんかにわざと迷いこんでしまい、けっこう高いコスメを物色してしまいます。さすがに今のところはスキンケア化粧品にとどめていますが、それでもたまに鏡を覗いていて思わず知らず勃起することがあります。
さて、そんなことはどうでもよくて、今日は女性の化粧について一言申し上げたい。もちろん、女性諸君が自分の顔面をキャンバスにして幻想の《顔》を描きなぐるあの奇妙な習慣のことである。ご存知の通り動物界でオシャレなのは雄の方ですが、人間界ではどちらかというと女性がオシャレということになっており、とりわけ化粧は女性の専売特許であるかのごとき風潮になっております。化粧にもさまざまなレベルがあります。ナチュラルメイクもあれば人相そのものを変えてしまう特殊メイクに近い技術まで。後者はまあギャグだと思うんだけど、こないだもものすごい厚化粧のじょしこうせいがすげえ形相でケータイヅンワとにらめっこしていて笑えました。あははおもしれーなコイツ(屁)。人はなぜ化粧をするのでしょうか。それはブサイクだからです。美への飽くなき欲求ではなく醜さからの逃避のため、幻想の顔面を描かずにはいられないのです。いったい化粧品が何グラム顔面に乗っかっているのでしょうか。お面でもかぶった方が早いのではないかと思いますが、それは余計なお世話というものです。間違っても、君が描こうとしている顔は幻想であってそんなものは現実には存在しないのだああ!などと女性に面と向かって指摘してはいけません。女性に対して失礼ですからね。失礼にもほどがあるにょ!あ、にょって言っちゃった。
以上でわたくしの性格の暗さに関する証明は終わりですが、なにかご質問はおありでしょうか。疑問点は遠慮なく壁に向かってつぶやいてください。本当はカウンセリングを受けるべきなのかもしれませんが、一旦こんな認識をもつと修正は難しいので、ブラックリストにでも載せていただけるとたいへん助かります。壁に向かって「大好きだー!(壁が)」と叫びながら頭を激突させてみても、この悲しみはきっと癒えないでしょう。つづく